コアのカスタマイズおよび生成 - 1.1 日本語

ここでは、ザイリンクス ツールを使用し、 Vivado® Design Suite でコアをカスタマイズおよび生成する方法を説明します。

Vivado IP インテグレーターでコアをカスタマイズおよび生成する場合は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: IP インテグレーターを使用した IP サブシステムの設計』 (UG994) を参照してください。デザインの検証または生成時に、IP インテグレーターにより一部のコンフィギュレーション値が自動的に計算される場合があります。値が変更されるかどうかは、この章のパラメーターの説明で確認してください。パラメーター値を確認するには、Tcl コンソールで validate_bd_design コマンドを実行します。

製品仕様 で説明したように、 Versal® ACAPs Transceivers Wizard ソリューションには、次の 2 つのコアが含まれます。

1. Versal ACAPs Transceivers Bridge - Transceivers Wizard のパラメーターを設定するリファレンス親 IP (Bridge IP) です。詳細は、「IP インテーグレーターを使用したカスタム IP のデザイン エントリ」を参照してください。
2. Versal ACAPs Transceivers Wizard - GT*_QUAD プリミティブのラッパーです。1 個の GT クワッド (GT Quad base IP) を含みます。マルチレーン (>4 レーン) デザインでは、複数の Transceivers Wizard をインスタンシエートします。カスタム デザイン エントリで推奨されるデザイン エントリの詳細は、この後の「IP インテーグレーターを使用したカスタム IP のデザイン エントリ」を参照してください。ザイリンクスの GT 親 IP は、ブロック オートメーションによる接続の作成を今後サポートしていきます。

IP はユーザー デザインに合わせてカスタマイズできます。それには、IP コアに関連する各種パラメーターの値を次の手順に従って指定します。

1. IP カタログから IP を選択します。
2. 選択した IP をダブルクリックするか、ツールバーまたは右クリック メニューから [Customize IP] をクリックします。

詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: IP を使用した設計』 (UG896) および 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 入門』 (UG910) を参照してください。

この章の図には Vivado IDE のスクリーンショットが使用されていますが、現在のバージョンとはレイアウトが異なる場合があります。