ザイリンクス IP - GT クワッドの統合 - 1.1 日本語

Versal ACAPs Transceivers Wizard v1.1 LogiCORE IP 製品ガイド (PG331)

Document ID
PG331
Release Date
2022-04-29
Version
1.1 日本語

Aurora、PCIe、MRMAC などザイリンクスの GT ベース IP は、IP インテグレーターでブロック オートメーションを利用して複数のザイリンクス親 IP を GT クワッドにシームレスに接続できます。IP ブロック オートメーションは GT クワッドをインスタンシエートし、必要なデータパス、USRCLK および GT REFCLK 接続を作成します。

ブロック オートメーションを使用して複数の Aurora IP を接続するには、次の手順を実行します。

  1. IP インテグレーターのキャンバスで Add IP をクリックして Aurora64B66B IP を追加します。
  2. Aurora64B66B IP のレーン数、ライン レートなどを設定します。
  3. Run_Block_Automation をクリックします。ブロック オートメーションの GUI で、AutoStart_with_New_QuadCustomized_Connections のいずれかを選択します。ブロック オートメーションのオプションの詳細は、ブロック オートメーション フロー を参照してください。
  4. システム要件に基づき、手順 2 と 3 を繰り返して Aurora64B66B IP のインスタンスを追加します。

GT クワッドのパラメーターは、デザインの検証時に接続先の IP から伝搬されます。したがって、Transceivers Wizard の GUI では GT クワッドのすべてのパラメーターが [Auto] と表示されます。ただし、次の図に示すように [Transceiver Configs] を [Auto] から [Manual] に変更すると、挿入損失、駆動電流、等化、その他の高度な設定などのパラメーターを微調整できます。[Manual] モードに切り替えると、親 IP の設定を変更した後にデザインの検証を実行しても、親 IP から GT クワッドへパラメーターは伝搬されません。[Manual] モードへの手動切り替えは、それが不可欠な場合に限り、親 IP のすべてのパラメーターが GT クワッドに伝搬された後に実行してください。

図 1. Transceivers Wizard での [Auto] から [Manual] への切り替え