概要 - 4.1 日本語

Zynq UltraScale+ MPSoC 向け DPUCZDX8G 製品ガイド (PG338)

Document ID
PG338
Release Date
2023-01-31
Version
4.1 日本語

ザイリンクス DPUCZDX8G ターゲット リファレンス デザイン (TRD) は、ザイリンクス SoC プラットフォームで DPUCZDX8G を使用 し、ディープ ニューラル ネットワーク アプリケーションを構築および実行する方法を紹介するためのものです。TRD は、Vivado DPU TRD と Vitis™ DPU TRD の 2 種類あります。TRD は Vivado IP インテグレーター フローを使用してハードウェア デザインをビルドし、ザイリンクス Yocto PetaLinux フローを使用してソフトウェア デザインをビルドします。この TRD は、 Zynq® UltraScale+™ MPSoC プラットフォームを使用して作成しています。TRD は、https://github.com/Xilinx/Vitis-AI から利用できます。

この章では、リファレンス デザインのアーキテクチャおよび各コンポーネントの機能について説明します。全体の構成は次のとおりです。

  • Vivado TRD の概要では、Zynq UltraScale+ MPSoC のアーキテクチャ、リファレンス デザインのアーキテクチャ、および主な機能の概要について説明します。
  • ハードウェア デザインでは、ザイリンクス Vivado Design Suite を使用してリファレンス ハードウェア デザインを生成する方法について説明します。
  • ソフトウェア デザインでは、PetaLinux 環境でプロジェクトを作成するデザイン フローについて説明します。
  • デモの実行では、TRD で作成したアプリケーションの実行方法について説明します。

Vitis DPU TRD リファレンス デザインのアーキテクチャは、Vivado TRD と類似していますが、Vitis DPU TRD の方がソフトウェア設計者にとって使いやすく、柔軟性にも優れています。