ユーザー制約内で GT を直接割り当てることができない UltraScale+™ およびそれ以前のデバイスとは異なり、Versal プレミアムではユーザー制約内で GT のロケーションの割り当てが可能です。ただし、[GT Customize IP] で GTYP のロケーションを変更することはできません。
Versal ACAP の GT のロケーションの割り当ては、ユーザー制約ファイル、IO プランナー、またはハード ブロック プランナーで実行できます。IO プランナーまたはハード ブロック プランナーで GT のロケーションを割り当てる方法の詳細は、 『Versal ACAP Transceivers Wizard LogiCORE IP 製品ガイド』 (PG331) の「デザインの合成と実装」を参照してください。
GT のロケーションは、レーンごとではなく、クワッドごとに割り当てられます。レーン 0 の位置とレーンの順序は、GT がデバイスの左側にあるか右側にあるかによって事前に決定されています。レーン 0 の配置とレーンの順序の詳細は、の GT の選択およびピン プランニング を参照してください。レーン 0 の位置やレーンの順序を、「GT の選択およびピン プランニング」で説明するデフォルト設定からは変更できません。次の例では、ユーザー制約ファイルで GTYP のロケーションを割り当てます。
注記:
gt_quad
インスタンスは、連続して割り当てる必要があります。set_property LOC GTYP_QUAD_X1Y0 [get_cells $gt_quads -filter NAME=~*/gt_quad_0/*]
set_property LOC GTYP_QUAD_X1Y1 [get_cells $gt_quads -filter NAME=~*/gt_quad_1/*]