クロッキング - 1.0 日本語

Versal ACAP PHY for PCI Express v1.0 LogiCORE IP 製品ガイド (PG345)

Document ID
PG345
Release Date
2022-04-26
Version
1.0 日本語
  • Versal™ ACAP PHY for PCI Express® IP の GTY は、基準クロック 100MHz、125MHz、または 250MHz の PCIe® アプリケーションをサポートするように構成できます。
  • 基準クロックは同期または非同期が可能です。
  • phy_pclk は、PIPE インターフェイス、FPGA ファブリック、および GTY [TX/RX]usrclk と [TX/RX]usrclk2 のプライマリ クロックです。
  • phy_pclk 以外にも、PCIe MAC をサポートするクロック (phy_coreclkphy_userclk2phy_userclk) があります。
  • これらのクロックは BUFG_GTs を使用して生成するため、MMCM は必要ありません。
  • この基準クロックを FPGA ファブリックで使用するには、BUFG_GT がもう 1 つ必要です。
  • GTY 基準クロックのソースは IBUFDS_GTE5 から直接供給する必要があります。

次の図に、x2 レーン幅にコンフィギュレーションした Versal ACAP PCIe PHY IP のクロック アーキテクチャを示します。

図 1. クロック アーキテクチャ
PIPE_CLK (phy_pclk)
PIPE インターフェイスのクロッキング用に Versal デバイスの GTY に供給されます。PIPE クロックは Gen1 では 125MHz、Gen2/Gen3 では 250MHz、Gen4 では 500MHz とする必要があります。PIPE インターフェイス幅は Gen1/Gen2 では 16 ビット、Gen3/Gen4 では 32 ビットです。ブロックに対する PIPE クロック周波数入力は、FPGA グローバル クロッキング インフラストラクチャの BUFG_GT リソースを使用して、現在選択されている動作速度に応じて動的に切り替わります。
CORE_CLK (phy_coreclk)
CORE_CLK は PCIe ブロックの最も主要なクロック ドメインで、ハード ブロックに接続した UltraRAM の駆動にも core_clk を使用します。
USER_CLK (phy_userclk)
AXI4 ST 以外のユーザー インターフェイスにクロックを供給します。周波数は 62.5、125、250 または 500MHz とすることができます (データ レート、レーン数およびトランザクション インターフェイス幅による)。
USER_CLK2 (phy_userclk2)
AXI4 ST ユーザー インターフェイスにクロックを供給します。ブロック外部では user_clk2core_clk または user_clk (コンフィギュレーションによる) と同じで、 BUFG_GT で駆動されます。ブロック内部では user_clk2core_clkuser_clk_en を使用して生成され、core_clk または user_clk と同じになります。