AI エンジン ツールは、Vitis 統合ソフトウェアの一部としてインストールされます。そのため、AI エンジン コンパイラや AI エンジン シミュレータなどの AI エンジン ツールを実行するには、Vitis 統合ソフトウェアを設定する必要があります。Vitis 統合ソフトウェアには、VCK190 や VEK280 といった一部のボードをターゲットとしたエンベデッド ベース プラットフォームが含まれています。また、https://japan.xilinx.com/support/download/index.html/content/xilinx/ja/downloadNav/embedded-platforms.html から Vitis エンベデッド プラットフォーム用の共通イメージをダウンロードできます。各共通イメージ パッケージには、エンベデッド デザイン開発用の AMD Versal™ ボードと適切な Vitis ベース プラットフォームとで利用可能なビルド済み Linux カーネルおよびルート ファイル システムが含まれます。
詳細は、 『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発』 (UG1393)を参照してください。
Vitis 統合ソフトウェアがインストールされたら、次のスクリプトを実行します。
#setup XILINX_VITIS and XILINX_HLS variables
source <Vitis_install_path>/Vitis/<version>/settings64.csh
ヒント: Bash シェル用の
settings64.sh
と setup.sh
スクリプトは同じディレクトリにあります。
PLATFORM_REPO_PATHS
環境変数を $XILINX_VITIS/base_platforms
に設定します。
setenv PLATFORM_REPO_PATHS $XILINX_VITIS/base_platforms
ヒント:
PLATFORM_REPO_PATHS
環境変数には、プラットフォーム ファイル (XPFM) を含むディレクトリを指定します。これにより、プラットフォームのフォルダー名のみを使用してプラットフォームを指定できるようになります。ツールのインストールおよび設定を確認するには、次のいずれかのコマンドを使用します。
which vitis
which aiecompiler