X86 シミュレータ オプションの再利用 - 2023.2 日本語

AI エンジン ツールおよびフロー ユーザー ガイド (UG1076)

Document ID
UG1076
Release Date
2023-12-04
Version
2023.2 日本語

x86simulator でコマンド ライン引数を使用すると、自動的にオプション ファイルが生成され、Work/options ディレクトリに保存されます。生成されたオプション ファイルは、次の表に示すオプションを使用して、手動で変更できます。

注記: ソフトウェア エミュレーション フローでは、x86 シミュレータ オプションのサブセットのみがサポートされています。

ソフトウェア エミュレーションの設定により、PS が QEMU モデルまたは x86 モデルを使用するように設定されている場合は、x86 シミュレーション オプションを再度利用できます。

PS が x86 モデルを使用するように設定されている場合、次の環境変数を使用して x86 オプション ファイルの場所を指定します。

setenv X86SIM_OPTIONSPATH <x86 options file location>

x86 モデルのソフトウェア エミュレーションでのアプリケーション構築の詳細は、 『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォーム資料: アプリケーション アクセラレーション開発』 (UG1393)PS on x86 を使用したエンベデッド プロセッサ エミュレーションを参照してください。

PS が QEMU モデルを使用するように設定されている場合、 『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォーム資料: アプリケーション アクセラレーション開発』 (UG1393)エミュレーション ターゲットの実行で説明されているように、launch_sw_emu.sh を使用する次のコマンド ライン オプションを使用してソフトウェア エミュレーションを実行します。

./launch_sw_emu.sh -x86-sim-options ${FULL_PATH}/Work/options/x86sim.option

ここで、${FULL_PATH} はファイルの絶対パスです。

表 1. ソフトウェア エミュレーション フローでサポートされる x86 シミュレータ オプション
x86 シミュレータ オプション 説明
dump <yes>/<no> 個々の AI エンジン カーネル ポートの各反復に対して入力および出力データのスナップショットをダンプします。
trace <yes>/<no> AI エンジン グラフの実行中に発生したイベントのタイムスタンプ ビューを生成します。これには、ストール、グラフの開始/停止、反復の開始/停止と、それらのタイムスタンプが含まれます。
trace-print <yes>/<no> ターミナルにトレースを出力し、トレース ファイル結果をエクスポートします。