デザインのハードウェアでの実行と実行時のトレース データ収集 - 2023.2 日本語

AI エンジン ツールおよびフロー ユーザー ガイド (UG1076)

Document ID
UG1076
Release Date
2023-12-04
Version
2023.2 日本語

デザインをハードウェアの Arm® プロセッサで実行し、実行時にトレース データを収集するには、ザイリンクス ランタイム (XRT) およびザイリンクス ソフトウェア デバッガー (XSDB) の 2 つの方法があります。XRT は Linux プラットフォームでサポートされており、XSDB はベアメタル プラットフォームと Linux プラットフォームの両方でサポートされています。次の表に、これらのフローでサポートされる機能を示します。

表 1. XRT と XSDB の比較
  ベアメタル PetaLinux トレース ストリームあたりの帯域幅 (ビット数/s) 使いやすさ
XSDB PL クロック レート * W (W = 32、64、または 128) このフローでは、手動で環境を設定し、スクリプトを読み込み、イベント トレース フローを実行する必要があります。詳細は、この後の XSDB セクションを参照してください。
XRT × PL クロック レート * W (W = 32、64、または 128) このフローでは、イベント トレースを xrt.ini ファイルで設定できるので、XSDB フローよりも簡単です。
注記: この表は PLIO のデータ転送を示しています。プラットフォームのデフォルト クロックが PL でのトレース ストリームの接続に使用されます。