AI エンジン ステータスの生成および解析
ハードウェア エミュレーション時に、ステータス出力を周期的に生成させることができます。ステータスおよび警告は、AMD Vitis™ Unified IDE の [Analysis] ビューで解析してデバッグできます。
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AI エンジンのステータスを出力するために、xrt.ini で次のオプションを追加してください。これは 1 回限りの設定で、デッドロック検出を含むステータス データが周期的に出力されるようになります。
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aie_status=true
: 出力生成機能をオンにします。 -
aie_status_interval_us
: AI エンジン ステータス出力の間隔を指定します。例:[Debug] aie_status=true aie_status_interval_us=1000
次のファイルがハードウェア エミュレーションによって生成されます。
- xrt.run_summary: ハードウェア エミュレーションにより生成されたサマリ ファイルです。Vitis Unified IDE の [Analysis] ビューで開くことができます。
- aie_status_edge.json: AI エンジンおよび AI エンジン メモリのステータスです。
- aieshim_status_edge.json: AI エンジン インターフェイス タイルのステータスです。
- summary.csv: サマリ CSV ファイルです。
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- サマリおよび JSON ファイルは、
scp
コマンドを使用して QEMU Linux システムからローカル システムにコピーする必要があります。Vitis Unified IDE の [Analysis] ビューで解析する前に、ステータス ファイルをローカル ディレクトリに置いておく必要があります。これらのファイルをローカル システムにコピーする方法の詳細は、 『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォーム資料: アプリケーション アクセラレーション開発』 (UG1393) のエンベデッド プロセッサ プラットフォームでのエミュレーションの実行を参照してください。 - Vitis Unified IDE の [Analysis] ビューでサマリおよび JSON ファイルを解析します。詳細は、AI エンジン ステータスの解析 を参照してください。