ランタイム イベント API パフォーマンス カウンターの使用サマリ - 2023.2 日本語

AI エンジン ツールおよびフロー ユーザー ガイド (UG1076)

Document ID
UG1076
Release Date
2023-12-04
Version
2023.2 日本語
ランタイム イベント API は、AI エンジン/PL インターフェイス タイルおよび AI エンジン/NoC インターフェイス タイルのパフォーマンス カウンターを使用します。インターフェイス タイルの各列に、2 つのパフォーマンス カウンターがあります。このセクションでは、各ランタイム イベント API で使用されるパフォーマンス カウンターの数を示します。使用されるパフォーマンス カウンターの総数がインターフェイス タイムの列にあるパフォーマンス カウンターの数を超える場合、パフォーマンス カウンターを使用できない API でエラーが発生し、AI エンジン シミュレータで次のエラー メッセージが表示されます。
[AIE WARNING]: Unable to request resources. RscType: 0
ERROR: event::start_profiling: Failed to request performance counter resources.
ハードウェア エミュレーションまたはハードウェア フローでは、次のエラー メッセージが表示されます。
[XRT] ERROR: ERROR: event::start_profiling: Failed to request performance counter resources.: Resource temporarily unavailable
表 1. ランタイム イベント API パフォーマンス カウンターの使用
ランタイム イベント エニュメレーション パフォーマンス カウンターの数
event::io_total_stream_running_to_idle_cycles 1
event::io_stream_start_to_bytes_transferred_cycles 2
event::io_stream_start_difference_cycles 入力ポート用に 1 つ、出力ポート用に 1 つ
event::io_stream_running_event_count 1
注記: 合計で 4 つのパフォーマンス カウンターがあります。パフォーマンス カウンターは、event::stop_profiling の後に解放されます。解放後は、ランタイム イベント API で同じパフォーマンス カウンターを再び使用できます。
注記: 複数のグラフ ポートが同じインターフェイス タイルにマップされており、これらのポートがランタイム イベント API を使用する場合、同じインターフェイス タイルのパフォーマンス カウンターを取り合うことになります。