カーネル間でデータを転送するには、バッファーとストリームの 2 つの方法があります。バッファーを使用する場合、データ転送はピンポン バッファーまたはオプションで 1 つのバッファーを使用して達成できます。AI エンジン ツールにより、カーネル間のバッファー同期が処理されます。設計者は、アプリケーションのパーティションを実行するときに、カーネル間のバッファー サイズとオプションでバッファーの位置を決定する必要があります。データの異なるバッファーをオーバーラップさせる必要がある場合、AI エンジン ツールでは、バッファーのマージンを設定するオプションがあり、データのオーバーラップが自動的にコピーされます。
ストリームを使用する場合、データ移動には、2 つの入力ポートと 2 つの出力ストリーム ポートに加え、1 つの専用カスケード ストリーム入力ポートと出力ポートが使用されます。ストリーム ポートは、各ポートで、1 サイクルごとに 32 ビットまたは 4 サイクルごとに 128 ビットを転送できます。ストリーム インターフェイスは双方向であり、ストリーム ポートで隣接する AI エンジンまたは隣接しない AI エンジンを読み書きできます。ただし、カスケード ストリーム ポートは単方向で、隣接する AI エンジン との一方向アクセスのみ可能です。