input_gmio
または output_gmio
オブジェクトは、グローバル メモリとの外部メモリ マップド接続を作成するのに使用します。これらは、AI エンジン グラフとハードウェア プラットフォーム デザインの論理グローバル メモリ ポートを接続します。プラットフォームとしては、AMDが提供するベース プラットフォームを使用するか、Vivado ツールから AMD デバイス サポート アーカイブ (XSA) パッケージとしてエクスポートされたカスタム プラットフォームを使用できます。
AI エンジン ツールでは、input_gmio
または output_gmio
ポートと DMA の 1 対 1 のマップがサポートされます。複数の input_gmio
/output_gmio
ポートを 1 つのタイル DMA チャネルにマップすることはできません。各デバイスでサポートされる input_gmio
/output_gmio
ポートの数には制限があります。たとえば、VCK190 ボード上の XCVC1902 デバイスには、AI エンジン から NoC マスター ユニット (NMU) への接続が合計 16 本あります。AI エンジン から NMU への接続ごとに、2 つの MM2S チャネルと 2 つの S2MM チャネルがサポートされます。つまり、最大で 32 本の AI エンジン GMIO 入力と、最大 32 本の AI エンジン GMIO 出力がサポートされます。ただし、これは既存のハードウェア プラットフォームによりさらに制限されます。
既存のハードウェア プラットフォームの上にデータフロー グラフ アプリケーションを開発する際は、基になる XSA およびその機能によりどのグローバル メモリ ポートがエクスポートされているかを知っておく必要があります。特に、プラットフォームで認識される入力および出力はすべて XSA に記録されるので、論理アーキテクチャ インターフェイスとして表示できます。