MAC 組み込み関数には、前置加算、前置減算、連結などの追加演算を含む多数のセットがあります。ベクター MAC 組み込み演算の命名規則は、次のとおりです。オプションの特性は []、必須の特性は {} 内に示しています。
[l]{mac|msc|mul|negmul}{2|4|8|16}[_abs|_max|_min|_maxdiff][_conj][{_sym|_antisym}[_ct|_uct]][_c|_cc|_cn|_nc]
各演算は、乗算、アキュムレータの初期化、または 2、4、8、または 16 レーンの実行中のアキュムレータに累積される MAC 演算のいずれかです。
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l
- 演算に 80 ビット レーンのアキュムレータが使用されることを示します。
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sym
およびantisym
- それぞれ前置加算および前置減算が使用されることを示します。
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max
、min
、およびmaxdiff
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xbuff
のレーンの事前選択が最大、最小、最大差異値に基づくことを示します。 -
abs
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xbuff
の絶対値の事前計算を示します。 -
ct
- 部分的な前置加算および前置減算が使用されることを示します (最終列の X からのデータ入力に対する別の選択)。
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uct
- 一部のタイプの FIR フィルターにユニット センター最適化に使用されます。詳細は、 『AI エンジン組み込み関数ユーザー ガイド』 (UG1078) を参照してください。
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n
およびc
- 複素値を含む入力バッファーの 1 つに複素共役が使用されることを示します。
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c
- 複素入力バッファーのみが共役されます。
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cn
- X (前置加算が使用される場合は XY) バッファーの複素共役。
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nc
- Z バッファーの複素共役。
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cc
- X (前置加算が使用される場合は XY) および Z バッファー両方の複素共役。
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conj
- Y からのデータ入力を乗算する際に Z の複合共役が使用されることを示します。