有限インパルス応答 (FIR) フィルターは、次の式のようになります (x は入力、C は係数、y は出力、N はフィルターの長さ)。
次に、32 タップ フィルターの例を示します。
各出力に 32 個の乗算が実行されます。データ型および係数型として cint16
を使用する場合、各 AI エンジンは各サイクルで 8 つの MAC 演算を実行できるので、カーネル内のサンプルの計算に 4 サイクルかかります。データが 1 つのストリーム ポート (32 ビット) からストリーミングされている場合、1 つのデータは (処理中に) 1 つの出力を生成できます。
そのため、デザインは計算バウンドです。1 サイクルごとに 1 サンプル処理するようカーネルをカスケード接続された 4 つのカーネルに分割する方法を見てみます。