側帯波信号

Kria SOM キャリア カード 設計ガイド (UG1091)

Document ID
UG1091
Release Date
2023-11-03
Revision
1.5 日本語

側帯波信号は電源、プロセッサ、およびコンフィギュレーション信号で構成されます。側帯波信号の VCCO は 1.80V です。

JTAG
JTAG 信号の JTAG_TCK_C2M、JTAG_TMS_C2M、JTAG_TDI_C2M、JTAG_TDO_M2C は、SOM Zynq UltraScale+ MPSoC JTAG ポートに接続します。
PS_REF_CLK
PS_REF_CLK 入力は、33.33MHz オシレーターに接続されます。
PS_PAD_I/O
PS RTC 入力は、32.768kHz 水晶振動子に接続されます。
I2C
I2C 信号の I2C_SCK と I2C_SDA は、SOM Zynq UltraScale+ MPSoC の MIO バンク 500 で I2C マスターに接続します。I2C の I/O 規格は 1.8V です。
PS_MODE[3:0]
コネクタの PS_MODE[3:0] ピンは SOM Zynq UltraScale+ MPSoC PS_MODE モード ピンに接続します。すべてのモード ピンは、SOM 上の抵抗を介して 1.8V にプルアップされます。
キャリア カードのブート モードは、PS_MODE ピンを 『Zynq UltraScale+ デバイス テクニカル リファレンス マニュアル』 (UG1085) で定義された有効なブート モードに設定する必要があります。PS_MODE ピンをロジック 1 に設定するにはピンをフローティングのままとし、ロジック 0 に設定するには 0Ω 抵抗を使用して GND に接続する必要があります。
PS_POR_L
電源投入中、SOM のすべての電源レールが安定するまで電圧モニターが PS_POR_L を Low にアサートしたままにします。その後、PS_POR_L が解放されるとブート プロセスが開始します。キャリア カードは、PS_POR_L を使用して任意のオンボード デバイスをリセットできます。また、キャリア カードで PS_POR_L を Low に強制してパワーオン リセットを延長することで、システムをいつでもリセットできます。PS_POR_L 信号は、Zynq UltraScale+ MPSoC 上の PS_POR_B 信号を駆動します。この信号は、SOM 上の 4.70kΩ 抵抗を介して 1.8V にプルアップされます。
PS_SRST_C2M_L
PS_SRST_C2M_L ピンは SOM Zynq UltraScale+ MPSoC の PS_SRST_B 信号に接続します。Zynq UltraScale+ MPSoC への PS_SRST_B 入力信号はシステム リセット信号で、通常デバッグ時に使用します。PS_SRST_C2M_L は、SOM 上で 1.8V にプルアップされます。