プライマリ ブート デバイスは、SOM にある QSPI デバイスです。必要なエレメントは、BOOT.BIN として Zynq® UltraScale+™ MPSoC 特定のフォーマットおよびファイルにパッケージされています。BOOT.BIN ファイルには、次のエレメントで構成されるボード特定のブート ファームウェアが含まれます。
- FSBL
- FSBL (第 1 段階ブートローダー) ファームウェア
- PMU
- プラットフォーム管理ユニット ファームウェア
- ATF
- Arm® トラステッド ファームウェア
- U-Boot
- SSBL (第 2 段階ブートローダー)
U-Boot は、プライマリ ブート デバイスからセカンダリ ブート デバイスの間のハンドオフに関する機能を提供します。SD カードと eMMC セカンダリ ブート デバイスの両方を検索し、両方が検出されると、Linux ブート ターゲットを選択するメニュー インターフェイスを表示します。
プライマリ ブート デバイスは、A/B コンフィギュレーションで構成されたブート ファームウェアの冗長コピーを提供します。A/B コンフィギュレーションは、アップデート メカニズムに対応するダイナミック プライマリおよびセカンダリ イメージ操作を提供します。ブートすると、システムは自動的に定義されたプライマリ イメージからブートし、ブートに失敗すると、前に問題のなかったブート イメージからブートします。