プライマリ ブート デバイス

Kria KR260 ロボティクス スターター キット ユーザー ガイド (UG1092)

Document ID
UG1092
Release Date
2022-05-17
Revision
1.0 日本語

プライマリ ブート デバイスは、SOM にある QSPI デバイスです。必要なエレメントは、BOOT.BIN として Zynq® UltraScale+™ MPSoC 特定のフォーマットおよびファイルにパッケージされています。BOOT.BIN ファイルには、次のエレメントで構成されるボード特定のブート ファームウェアが含まれます。

FSBL
FSBL (第 1 段階ブートローダー) ファームウェア
PMU
プラットフォーム管理ユニット ファームウェア
ATF
Arm® トラステッド ファームウェア
U-Boot
SSBL (第 2 段階ブートローダー)

U-Boot は、プライマリ ブート デバイスからセカンダリ ブート デバイスの間のハンドオフに関する機能を提供します。SD カードと eMMC セカンダリ ブート デバイスの両方を検索し、両方が検出されると、Linux ブート ターゲットを選択するメニュー インターフェイスを表示します。

プライマリ ブート デバイスは、A/B コンフィギュレーションで構成されたブート ファームウェアの冗長コピーを提供します。A/B コンフィギュレーションは、アップデート メカニズムに対応するダイナミック プライマリおよびセカンダリ イメージ操作を提供します。ブートすると、システムは自動的に定義されたプライマリ イメージからブートし、ブートに失敗すると、前に問題のなかったブート イメージからブートします。