次の図に示す File Groups ページには、カスタム IP のファイルのリストが表示されます。
図 1.
Package IP の File Groups ページ
各ファイルは、そのファイルの動作とその使用方法を定義するグループに分類されます。
Create and Package New IP ウィザードを実行すると、ファイル グループ内のファイルの場所は、プロジェクトのファイル セットまたは IP ソース ファイルのディレクトリ構造からウィザードにより推論されます。
ファイル グループにファイルを含めたら、カスタム IP の要件に基づいて各ファイルおよびグループを調整できます。
ファイル グループは、次の 2 つのセクションに分類されています。
- Standard
- Standard ファイル グループについては、[Standard] ファイル グループ に説明されています。多くのカスタム IP では、Standard ファイル グループ リストに IP を再利用するためパッケージするのに必要なファイル グループが含まれます。
- Advanced
- Advanced ファイル グループについては、[Advanced] ファイル グループ に説明されています。Advanced ファイル グループには、カスタム IP で使用可能な高度な追加機能が含まれます。
ファイル グループは機能別になっています。ファイル グループ名の後に、グループに含まれるファイルの総数がかっこ内に表示されます。ファイル グループを展開表示すると、そのグループに関連付けられているファイルが表示されます。
次の図に示す File Groups ページでは、Synthesis ファイル グループのファイルを展開表示しています。
図 2.
File Group リストの展開
ファイル グループのリストには、次の列があります。
- Name
- 階層ツリー内のファイル名。
- Library Name
- Vivado 合成またはシミュレーションで使用されるライブラリ名。
- Type
- ファイル グループ内のファイル タイプ (例: verilogSource、XDC、TclSource など)。注記: Verilog ヘッダー ファイルと使用する場合は、
file_type
プロパティの結果をverilogSource
に設定します。
- Is Include
- ファイルをインクルード ファイルとしてマークします。
- File Group Name
- ファイルが関連付けられているファイル グループを指定するファイル プロパティ。読み取り専用です。
- Model Name
- 最上位デザイン名。必須のプロパティで、ファイル グループに直接適用されます。この値は、合成、シミュレーション、インプリメンテーション ファイルに設定されます。
推奨: 一般的には、インクルード ファイルの拡張子には .vh または .h を使用することを推奨します。