Vivado IP パッケージャーでは、IP のクロックおよびリセット信号のインターフェイスが自動的に推論されます。この機能は、IP インテグレーターでカスタム IP を使用するときにブロック図内のクロックおよびリセット信号を検証するのに役立ちます。クロックおよびリセット インターフェイスが正しく推論されるようにするには、命名規則に従う必要があります。リセット信号が命名規則に従っていない場合は、インターフェイスを手動で作成してプロパティを設定できます。
重要: IP パッケージャーでは、すべてのクロック インターフェイスの ASSOCIATED_BUSIF パラメーターがチェックされます。IP インテグレーターはインターフェイスを使用するデザインに使用するのが最適であり、AXI インターフェイスが使用されることが想定されるので、警告メッセージが表示されます。デザインにバス インターフェイスがない場合は、この警告メッセージは無視しても問題ありません。クロック インターフェイスに関連するパラメーターの詳細は、
『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: IP インテグレーターを使用した IP サブシステムの設計』 (UG994) を参照してください。
次の表に、リセット信号の命名方法を示します。
注記: [*_] および [_*] はオプションで、* は任意のテキストです。また、名前では大文字/小文字が区別されます。
-
[*_]aresetn
-
[*_]axi_resetn
-
[*_]reset[_*]
-
[*_]resetin
-
[*_]resetn
-
[*_]rst
-
[*_]rst_n
-
[*_]rstin
-
[*_]rstn
resetn
および aresetn
のように最後に n が付くリセット信号はアクティブ Low なので、POLARITY パラメーターが自動的に active_Low
に設定されます。このパラメーターは、ブロック図が生成されるときにリセットが正しく接続されているかを Vivado IP インテグレーターでチェックするときに使用されます。その他のすべてのリセット インターフェイスでは POLARITY パラメーターは設定されず、IP インテグレーターのパラメーター伝搬機能により判断されます。パラメーター伝搬および IP インテグレーターの詳細は、
『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: IP インテグレーターを使用した IP サブシステムの設計』 (UG994) を参照してください。