IP パッケージャーで作成されるカスタム IP には、バージョン用のフィールドが含まれます。バージョン情報は、IP のパッケージに記述されているように Package IP ウィンドウの Identification ページで設定します。
IP のバージョン番号の表記を統一するため、major#.minor# 番号設定を使用します。リビジョン番号フィールドは、同じバージョン内のわずかな変更を区別します。詳細は、AMD ウェブサイトの Vivado IP のバージョン設定ページを参照してください。
バージョン番号が変わっていない場合は、IP をパッケージし直すたびにリビジョン番号が自動的にインクリメントされます。Vivado IP カタログでは、AMD IP は各リリースごとに 1 バージョンのみサポートされますが、カスタム IP はこれに従う必要はありません。
IP カタログに複数のバージョンのカスタム IP を含めることができ、使用可能なバージョンのどれでも選択できます。現在使用しているカスタム IP のバージョンを使用可能な最新バージョンにアップグレードすることもできます。
パッケージし直す前に特定バージョンの IP を保存するには、パッケージ IP ディレクトリの内容を新しいディレクトリに手動でコピーすることをお勧めします。IP カタログでこの新しいディレクトリを指定すると、カタログにカスタム IP の元のバージョンとアップデートしたバージョンの両方が表示されるようになります。
カスタム IP のディレクトリの設定方法の詳細は、[Create and Package New IP] ウィザードを参照してください。
カスタム IP の定義を使用してリビジョンを管理するには、カスタム IP に外部リポジトリを使用することをお勧めします。デフォルトでは、Create and Package New IP ウィザードでプロジェクト ソース ファイルに対するディレクトリが選択されます。プロジェクト外のディレクトリを選択すると、カスタム IP はプロジェクト構造とは別になります。プロジェクト構造をリビジョン管理に含めることはお勧めしません。カスタム IP のディレクトリの設定方法については、[Create and Package New IP] ウィザードを参照してください。