ブロック デザイン (BD) をパッケージすると、IP 定義にブロック デザインに関連付けられたファイルは含められますが、BD の図は保持されません。BD の図は、パッケージされた BD のアーカイブに含まれます。パッケージされた BD をアーカイブしない場合は、IP 定義には BD で使用される関連 IP と図を表す HDL ラッパー ファイルのみが含められます。
重要: ブロック デザインの図はアーカイブ機能を使用しないと保存されないので、パッケージされたブロック デザインを Edit
in IP Packager フローを使用して編集することはお勧めしません。アーカイブされていないパッケージされたブロック デザインを Edit in IP Packager フローで開くと、プロジェクトが元のソース ブロック デザインと同じであるとは認識できません。
注記: [Settings] ダイアログ ボックスの [IP] → [Packager] ページで Include source project archive オプションをオンにした場合は、ブロック デザインをパッケージし直す必要があります。IP の再パッケージ を参照してください。これにより既存のアーカイブ プロジェクトが上書きされ、IP およびブロック デザインと共にソース ファイルが含まれるようになります。
アーカイブされていない段階で必要な変更は、次のとおりです。
- 新しく必要な IP の追加、または既存の IP を標準の RTL プロジェクト同様に変更。
- 追加した IP または編集した IP を接続、インスタンシエートするために最上位ラッパー ファイルを手動で編集。
アーカイブされていないパッケージされたブロック デザイン (BD) を変更するには、次の手順を実行します。
- 元の BD ソースを新しい Vivado プロジェクトに追加するか、BD ソースを含む元の Vivado プロジェクトを使用します。
- BD を開いて必要な変更を加えます。
- [Create and Package New IP] ウィザードの使用の手順に従って、BD をパッケージします。
- カスタム IP を使用する Vivado プロジェクトに戻り、IP を最新のバージョンにアップデートします。 重要: IP としてパッケージされた BD をエラボレートするときのエラーを回避するには、BD のデフォルト名を別の名前に変更してください。パッケージされた BD にデフォルト名が使用されていて、それをプロジェクトで使用して同じデフォルト名を使用している別の BD に追加すると、合成でエラーが発生します。
変更後に BD をパッケージするときは、IP に前に設定した VLNV と同じベンダー、ライブラリ、および名前を使用してください。同じ情報が使用されていないと、編集したカスタム IP でアップグレード プロセスが使用できません。バージョンの詳細は、バージョンおよびリビジョン管理を参照してください。