依存条件式の設定 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: カスタム IP の作成とパッケージ (UG1118)

Document ID
UG1118
Release Date
2023-11-06
Version
2023.2 日本語

Vivado IP パッケージャーでは、次を実行する式を使用できます。

  • ポートまたはインターフェイスのイネーブルまたはディスエーブル
  • カスタマイズ パラメーターのイネーブルまたはディスエーブル
  • カスタマイズ パラメーターの値の計算
  • ポート幅の計算

式を評価する構文では、Package IP ウィンドウの Customization Parameters ページで定義したパラメーターを参照できます。

式のパラメーターの変数名が、そのパラメーター名になります。変数名では大文字/小文字が区別され、変数名の前に接頭辞 $ が必要です。たとえば、パラメーター名が BAUD_RATE の場合、構文では $BAUD_RATE として参照します。

正しく機能するイネーブル式または編集可能な式を作成するには、変数名を数値および比較演算子と共に使用してブール式を形成します。次に例を示します。

$BAUD_RATE == 115200 || $BAUD_RATE == 57600

依存式を作成するには、変数名を使用して数式を形成し、値を生成します。次に例を示します。

$NUM_OF_BYTES*8
表 1. 値を生成する変数
式タイプ 有効な演算
演算子 "div"、"or"、"and"、"mod"
関数 "number"、"sum"、"floor"、"ceiling"、"round"、"not"
リテラル "true"、"false"
spirit 関数 "spirit:pow"、"spirit:log"、"xilinx:max"
注記: すべての依存条件式は、Tcl expr コードとして評価されます。