手順 5: IP への製品ガイドの追加 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: カスタム IP の作成とパッケージ (UG1119)

Document ID
UG1119
Release Date
2023-11-10
Version
2023.2 日本語
  1. Package IP ウィンドウの左ペインで File Groups を選択し、右側に File Groups ページを表示します。

    File Groups ページには、カスタム IP の一部としてパッケージされるファイルがリストされます。



  2. Messages ウィンドウを開き、IP packager の下に表示されるメッセージを確認します。

    これらのメッセージは、IP のステートを示します。File Groups Wizard の下のメッセージは、IP 定義に資料が含まれていないことを示します。

    Customization Parameters Wizard の下のメッセージは、IP の特定のパラメーターに範囲を指定する値が設定されていないことを示します。

    これらは IP 定義を簡単にチェックした結果を示す情報メッセージなので、無視して作業を進めることができます。この演習では、次の手順で IP 定義に製品ガイドを追加します。

    Ports and Interfaces Wizard の下のメッセージは、IP パッケージャーで推論された単一ビットのクロック インターフェイスに ASSOCIATED_BUSIF パラメーターがないことを示す警告メッセージです。これらのパラメーターは、Vivado IP インテグレーターの AXI インターフェイスに必要です。IP インテグレーターはインターフェイスを使用するデザインに使用するのが最適であり、AXI インターフェイスが使用されることが想定されるので、警告メッセージが表示されます。デザインにバス インターフェイスが含まれない場合は、この警告メッセージは無視しても問題ありません。

  3. Package IP ウィンドウで File Groups ページを右クリックし、Add File Group をクリックします。
  4. Add IP File Group ダイアログ ボックスで、[File Group] の Standard の下から Product Guide を選択します。

  5. OK をクリックします。

    IP の File Groups ページに Product Guide グループがリストされます。この新規作成されたグループにはファイルが何も追加されていないので、Product Guide 横に「0」と表示されます。

  6. Product Guide を右クリックし、Add Files をクリックします。
  7. Add IP Files (Product Guide) ダイアログ ボックスで Add Files をクリックします。
  8. <Extract_Dir>/lab_1/docs に移動し、Files of typeAll Files を選択します。
  9. my_simple_uart_product_guide.pdf を選択し、OK をクリックします。
  10. Add IP Files (Product Guide) ダイアログ ボックスで、Copy sources into project チェック ボックスをオンにします。

    このオプションがオンになっていると、IP パッケージャーでリモートのファイルが参照されるのではなく、プロジェクトのソース ディレクトリにファイルがインポートされます。



  11. OK をクリックします。

    IP パッケージャーで、[Product Guide] にこの IP の製品ガイドの PDF ファイルが追加されます。これで、[File Groups Wizard] にメッセージは表示されなくなります。