AMD Vivado™ ツールを使用してハードウェア プラットフォームを作成できます。ハードウェア プラットフォームをどのような方法で作成および設定したかにかかわらず、ハードウェア プラットフォームを Linux で使用できるようにするには、いくつかのハードウェア IP およびソフトウェア プラットフォームの設定が必要です。次に具体的な方法を示します。
Zynq UltraScale+ MPSoC および Versal アダプティブ SoC
AMD Zynq™ UltraScale+™ MPSoC および AMD Versal™ アダプティブ SoC ハードウェア プロジェクトで Linux をブートするためのハードウェア要件は次のとおりです。
- 2GB 以上の外部メモリ (必須)。
- シリアル コンソールの UART (必須)。
- QSPI フラッシュ、SD/MMC などの不揮発性メモリ (オプション)。このメモリはオプションです。このメモリがない場合は、JTAG ブートのみ機能します。
- イーサネット (オプション、ネットワーク アクセスを利用する場合は必須)
重要: ソフト IP または外部 PHY デバイスで割り込みを使用する場合、割り込み信号を接続する必要があります。
Zynq 7000 デバイス
Zynq 7000 ハードウェア プロジェクトで Linux をブートするためのハードウェア要件は次のとおりです。
- 1 個のトリプル タイマー カウンター (TTC) (必須)。重要: 複数の TTC を有効にした場合、Zynq 7000 Linux カーネルはデバイス ツリーの最初の TTC ブロックを使用します。この TTC がほかで使用されていないことを確認する必要があります。
- 外部メモリ コントローラーと 512 MB 以上のメモリ (必須)。
- シリアル コンソールの UART (必須)。
- QSPI フラッシュ、SD/MMC などの不揮発性メモリ (オプション)。このメモリはオプションです。このメモリがない場合は、JTAG ブートのみ機能します。
- イーサネット (オプション、ネットワーク アクセスを利用する場合は必須)
重要: ソフト IP を使用する場合、割り込み信号を接続する必要があります。ソフト IP または外部 PHY デバイスで割り込みを使用する場合、割り込み信号を接続する必要があります。
MicroBlaze プロセッサ (AXI)
MicroBlaze™ ハードウェア プロジェクトで Linux をブートするための要件は次のとおりです。
- IP コアのチェックリスト:
- 外部メモリ コントローラーと 512 MB 以上のメモリ (必須)
- 割り込み接続を持つデュアル チャネル タイマー (必須)
- シリアル コンソールの割り込み接続を持つ UART (必須)
- リニア フラッシュ、SPI フラッシュなどの不揮発性メモリ (必須)
- 割り込み接続を持つイーサネット (オプション、ネットワーク アクセスを利用する場合は必要)
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MicroBlaze プロセッサの設定:
- MicroBlaze プロセッサの初期ブートローダー fs-boot には、システムが不揮発性メモリからブートする場合、パラレル フラッシュに 4KB 以上のブロック RAM、SPI フラッシュに 8KB 以上のブロック RAM が必要です。
注記: PetaLinux は 32 ビット MicroBlaze プロセッサのみをサポートします。
注記: テンプレートで有効に設定されている命令セットに関するオプションは、変更した場合の影響を理解している場合以外、無効にしないでください。