petalinux-package
ツールは、PetaLinux プロジェクトを運用に適したフォーマットにパッケージします。このツールには、ターゲット パッケージ フォーマットによって動作が異なる複数のワークフローがあります。サポートされるフォーマット/ワークフローは、boot
、bsp
、および pre-built
です。petalinux-package
ツールは、petalinux-package --PACKAGETYPE
というフォーマットで特定のワークフローを指定するパッケージ タイプ名を使用して実行されます。
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boot
パッケージ タイプは、ターゲット デバイスのブートを可能にするファイル (.BIN または .MCS) を作成します。 -
bsp
パッケージ タイプは、ターゲット PetaLinux プロジェクトの内容全体を含む .bsp ファイルを作成します。このオプションでは、ユーザーの bsp をエクスポートして再利用できます。 -
pre-built
パッケージ タイプは、ターゲット PetaLinux プロジェクト内に「pre-built」という名前の新しいディレクトリを作成し、物理ボード上での直接ブートに便利なビルド済みファイルを格納します。このパッケージ タイプは、一般的にはbsp
パッケージ タイプ作成用のプリカーサーとして使用されます。 -
image
パッケージ タイプは、コンポーネントのイメージを指定されたフォーマットでパッケージします。 -
sysroot
パッケージ タイプは、AMD Vitis™ ソフトウェア プラットフォーム用の sysroot をインストールします。インストーラーのパスを指定でき、ディレクトリ パスもインストールできます。
MicroBlaze™
プロセッサに対して MCS フォーマットの petalinux-boot
を使用するには、PetaLinux と同じマシンに AMD Vivado™ Design Suite をインストールする必要があります。デフォルトでは、petalinux-package
ツールは、<plnx-proj-root>/images/linux/ ディレクトリにあるデフォルトのファイルをロードします。