次の表に、petalinux-package --boot
コマンドでブータブル イメージを作成する際に有効なオプションの詳細を示します。
オプション | 機能の説明 | 値の範囲 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
--format
FORMAT
|
生成するイメージ ファイルのフォーマット。この手順はオプションです。 |
|
BIN |
--fsbl
FSBL
|
FSBL の elf バイナリへのディスク上のパス。これは必須です。FSBL をロードしない場合は、--fsbl no または --fsbl
none を使用します。この手順はオプションです。 |
ユーザー指定 |
デフォルト イメージは、<plnx-proj-root>/images/linux にあります。 |
--force
|
ディスク上の既存のファイルを上書きします。この手順はオプションです。 | なし | なし |
--fpga
BITSTREAM
1
|
ビットストリーム ファイルへのディスク上のパス。これはオプションです。BITSTREAM をロードしない場合は、- -fpga no または - -fpga none を使用します。 | ユーザー指定 | <plnx-proj-root>/images/linux/system.bit |
--atf
TF-A-IMG
|
Arm®
トラステッド ファームウェアの elf バイナリへのディスク上のパス。この手順はオプションです。TF-A をロードしない場合は、--atf no または --atf
none を使用します。 |
ユーザー指定 | <plnx-proj-root>/images/linux/bl31.elf |
--u-boot
UBOOT-IMG
|
U-Boot バイナリへのディスク上のパス。この手順はオプションです。 | ユーザー指定 |
デフォルト イメージは <plnx-proj-root>/images/linux にあります。 |
--kernel
KERNEL-IMG
|
Linux カーネル イメージへのディスク上のパス。この手順はオプションです。 | ユーザー指定 | <plnx-proj-root>/images/linux/image.ub |
--boot-script
BOOT-SCRIPT
|
boot.scr ファイルの場所へのパス。この手順はオプションです。 | ユーザー指定 | <plnx-proj-root>/images/linux/boot.scr |
--qemu-rootfs
ROOTFS-CPIO-FILE
|
qemu_boot.img (cpio.gz.u-boot) が作成される rootfs ファイルの場所へのパス。QEMU SD イメージを生成する Versal アダプティブ SoC でのみ有効です。 | ユーザー指定 | <plnx-proj-root>/images/linux/rootfs.cpio.gz.u-boot |
--pmufw
PMUFW-ELF
|
オプションであり、AMD Zynq™
UltraScale+™ MPSoC でのみ使用できます。デフォルトでは、ビルド済み PMU ファームウェア イメージが配置されます。このオプションを使用して、PMU ファームウェア イメージのパスを指定するか、PMU ファームウェアの配置をスキップします。PMU ファームウェアを配置しない場合は、--pmufw no を使用します。 |
ユーザー指定 | <plnx-proj-root>/images/linux/pmufw.elf |
--plm
PLM-ELF
|
オプションであり、AMD Versal™
アダプティブ SoC でのみ使用できます。デフォルトでは、ビルド済み PLM イメージが配置されます。このオプションを使用して、PLM イメージのパスを指定するか、PLM の配置をスキップします。PLM を配置しない場合は、--plm no を使用します。 |
ユーザー指定 | <plnx-proj-root>/images/linux/plm.elf |
--psmfw
PSMFW-ELF
|
オプションであり、Versal アダプティブ SoC でのみ使用できます。デフォルトでは、ビルド済み PSM ファームウェア イメージが配置されます。このオプションを使用して、PSM ファームウェア イメージのパスを指定するか、PSM ファームウェアの配置をスキップします。PSM ファームウェアを配置しない場合は、--psmfw
no を使用します。 |
ユーザー指定 | <plnx-proj-root>/images/linux/psmfw.elf |
--addcdo
CDOFILE
|
BOOT.BIN にパックされる .cdo ファイルが追加されるディスク上のパス。 | ユーザー指定 | なし |
--add
DATAFILE
|
任意のデータが含まれるディスク上のパス。この手順はオプションです。 | ユーザー指定 | なし |
--offset
OFFSET
|
以前のデータ ファイルのロード位置のオフセット。.elf ファイルのみが解析されます。この手順はオプションです。 | ユーザー指定 | なし |
--load
<LOADADDR>
|
指定したデータ ファイルのロード アドレス。指定したデータ ファイルがロードされる位置の RAM アドレスです。 例: |
ユーザー指定 | なし |
--mmi MMIFILE
|
ビットストリーム MMI ファイル (MicroBlaze CPU でのみ有効)。このファイルは、ブロック RAM でのブートローダーを使用した download.bit の生成に使用されます。デフォルトは、FPGA ビットストリームと同じディレクトリにある MMI ファイルです。これはオプションです。 | ユーザー指定 | FPGA ビットストリームがあるディレクトリの MMI |
--flash-size
SIZE
|
フラッシュ サイズ (MB 単位)。2 のべき乗にする必要があります。MicroBlaze プロセッサにのみ有効です。パラレル フラッシュ タイプには不要です。このオプションには数値を指定してください。値に MB を含めないでください。この手順はオプションです。 | ユーザー指定 | システム コンフィギュレーションから自動検出。指定されていない場合、デフォルト値は 16 です。 |
--flash-intf
INTERFACE
|
MicroBlaze プロセッサにのみ有効です。この手順はオプションです。 |
|
自動検出 |
-o, --output
OUTPUTFILE
|
出力イメージが書き込まれるディスク上のパス。この手順はオプションです。 | ユーザー指定 | なし |
--cpu
DESTINATION CPU
|
Zynq UltraScale+ MPSoC のみ。以前のデータ ファイルのデスティネーション CPU。この手順はオプションです。 |
|
なし |
--file-attribute DATA File ATTR
|
Zynq 7000、AMD Zynq™ UltraScale+™ MPSoC、および Versal アダプティブ SoC のみ。データ ファイルの file-attribute。この手順はオプションです。 例: petalinux-package --boot --u-boot --kernel images/linux/Image
--offset 0x01e40000 --file-attribute partition_owner=uboot --add
images/linux/system.dtb --offset 0x3AD1200 --file-attribute
partition_owner=uboot --fpga
|
ユーザー指定 | なし |
--bif-attribute ATTRIBUTE
|
Zynq 7000、AMD Zynq™ UltraScale+™ MPSoC、および Versal アダプティブ SoC のみ。 例: petalinux-package --boot --bif-attribute
fsbl_config --bif-attribute-value a53_x64
--u-boot
|
ユーザー指定 | なし |
--bif-attribute-value VALUE
|
Zynq 7000、AMD Zynq™
UltraScale+™ MPSoC、および Versal アダプティブ SoC のみ。 例: petalinux-package --boot --bif-attribute fsbl_config
--bif-attribute-value a53_x64 --u-boot
|
ユーザー指定 | なし |
--fsblconfig
BIF_FSBL_CONFIG
|
AMD Zynq™
UltraScale+™ MPSoC のみ。BIF FSBL の設定値。 例: petalinux-package --boot --fsblconfig a53_x64
--u-boot
|
ユーザー指定 | なし |
--bif BIF
FILE
|
Zynq 7000 デバイス、Zynq UltraScale+ MPSoC、および Versal アダプティブ SoC のみ。BIF ファイル。Zynq 7000 デバイスおよび Zynq UltraScale+ MPSoC の場合、次の設定がオーバーライドされます。
Versal アダプティブ SoC の場合、次の設定がオーバーライドされます。
この手順はオプションです。 |
ユーザー指定 | なし |
--boot-device
BOOT-DEV
|
Zynq 7000、Zynq UltraScale+ MPSoC、および Versal アダプティブ SoC。指定したブート デバイスのブート用 bootargs がアップデートされます。この手順はオプションです。 |
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デフォルト値は、ブート イメージ設定のシステム選択メニューで選択されたデバイスです。 |
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Zynq 7000、Zynq UltraScale+ MPSoC、および Versal アダプティブ SoC のみ。bootgen コマンドの起動中に追加の引数が渡されます。この手順はオプションです。 | ユーザー指定 | なし |
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