--prebuilt <BOOT_LEVEL>
オプションを指定すると、すべての設定をオーバーライドしてビルド済みイメージがブートされます。サポートされるブート レベルは 1 ~ 3 です。JTAG ブートのコマンドは次のとおりです。
petalinux-boot --jtag --prebuilt <BOOT_LEVEL> --hw_server-url hostname:3121
QEMU ブートのコマンドは次のとおりです。
petalinux-boot --qemu --prebuilt <BOOT_LEVEL>
注記: QEMU ブートでは BOOT_LEVEL 1 はサポートされません。
- レベル 1: ビルド済み FPGA ビットストリームをダウンロードします。
- AMD Zynq™ UltraScale+™ MPSoC 用に FSBL と PMU ファームウェアをブートします。
- Zynq 7000 デバイス用に FSBL をブートします。
- レベル 2: ビルド済み FPGA ビットストリームをダウンロードし、ビルド済み U-Boot をブートします。
- Zynq 7000: U-Boot をブートする前に FSBL をブートします。
- Zynq UltraScale+ MPSoC: U-Boot をブートする前に PMU ファームウェア、FSBL、および TF-A をブートします。
- AMD Versal™ デバイス: U-Boot をブートする前に、.pdi ファイルから必要な cdo ファイル、PLM、PSM ファームウェア、および TF-A が読み込まれます。
- レベル 3: ビルド済み Linux をダウンロードして起動します。
- MicroBlaze™ プロセッサ: ビルド済み FPGA ビットストリームをダウンロードし、ターゲット上のビルド済みカーネル イメージをブートします。
- Zynq 7000 デバイス: ビルド済み FPGA ビットストリームと FSBL をダウンロードし、ビルド済み U-Boot をブートし、ターゲット上のビルド済みカーネルをブートします。
- Zynq UltraScale+ MPSoC: ビルド済み FPGA ビットストリーム、ビルド済み FSBL、ビルド済み PMU ファームウェア、ビルド済み TF-A、ビルド済み U-Boot、およびビルド済みカーネルをターゲットにダウンロードします。
- Versal デバイス: カーネルをブートする前に、.pdi ファイルから必要な cdo ファイル、PLM、PSM ファームウェア、TF-A、および U-Boot が読み込まれます。
次に、--prebuilt オプションでブート レベルを使用した場合の例を示します。
petalinux-boot --jtag --prebuilt 3