FIT イメージのサイズを縮小するには、次の手順を実行します。
- 次のコマンドを実行して、ルート ファイル システム設定メニューを起動します。
cd <plnx-proj-root> petalinux-config -c rootfs
-
File System
Packages を選択します。
このサブメニューには、ルート ファイル システム パッケージに対応するオプションのリストが表示されます。この中に不要なパッケージがある場合、これらを無効にするとルート ファイル システム イメージのサイズを縮小できます。
- 次のコマンドを実行して、カーネル設定メニューを起動します。
cd <plnx-proj-root> petalinux-config -c kernel
-
General
Setup を選択します。
このサブメニューには、
config
の項目を設定するオプションがあります。システムで必須でない項目がある場合、これらを無効にするとカーネル イメージのサイズを縮小できます。たとえば、CONFIG_SHMEM
、CONFIG_AIO
、CONFIG_SWAP
、CONFIG_SYSVIPC
です。詳細は、Linux カーネルの資料を参照してください。注記: 一部のconfig
項目を無効にすると、ブートできないことがあります。config
の項目を無効にする場合は、これらの項目に関する知識が必要です。余分なコンフィギュレーション項目とファイル システム パッケージを含めると、カーネル イメージ サイズとルート ファイル システム サイズがそれぞれ大きくなります。
カーネルまたはルート ファイル システムのサイズが大きくなり、128MB を超える場合は、bsp.cfg を次のように変更してください。
- bsp.cfg に追加された U-Boot の設定と環境変数は、すべて U-Boot ビルドに含まれます。
-
<plnx-proj-root>/project-spec/meta-user/recipes-bsp/u-boot/files/bsp.cfg で Bootm の長さを定義します。
#define CONFIG_SYS_BOOTM_LEN <value greater than image size>
-
<plnx-proj-root>/project-spec/meta-user/recipes-bsp/u-boot/files/bsp.cfg で
CONFIG_SYS_BOOTMAPSZ
の定義を解除します。