ハードウェア コンフィギュレーションをインポートする手順は次のとおりです。
- PetaLinux プロジェクト ディレクトリに移動します。
cd <plnx-proj-root>
- 次の手順に従って、
petalinux-config
コマンドでハードウェア記述をインポートします。- .xsa ファイルを含むディレクトリのパスを使用:
petalinux-config --get-hw-description <PATH-TO-XSA Directory>
- 次のような XSA ファイル パスを使用:
指定したフォルダーに複数の XSA ファイルがある場合は、
petalinux-config
でエラーが表示されます。エラーを回避するには、次のように XSA ファイルの完全なパスを指定してください。petalinux-config --get-hw-description <PATH-TO-XSA-FILE>
注記: <PATH-TO-XSA directory> の XSA ファイルを変更すると、それ以降すべてのpetalinux-config
/petalinux-build
コマンドの実行に対して、「INFO: Seems like your hardware design:<PATH-TO-XSA Directory>/system.xsa has changed」という警告が表示されます。これは XSA が変更されたことを意味しています。最新の XSA を使用するには、petalinux-config --get-hw-description
をもう一度実行します。 - .xsa ファイルを含むディレクトリのパスを使用:
- これで最上位のシステム設定メニューが起動します。PetaLinux プロジェクトに対して
petalinux-config --get-hw-description
コマンドが実行されると、ツールはインポートされたハードウェア デザインの変更を検出してメニューを起動します。
図 1. システム設定メニュー
が選択されていることを確認し、次のようにオプションを使用します。
- AMD の評価ボードでデフォルトの BSP/ハードウェア プロジェクトを使用する場合は、BSP 設定を AUTO のままにします。DTG マシンの設定は、使用する特定のデザインに基づいて自動的に決定されます。
- カスタム ボードの場合は、デフォルト値を使用してください。
- AMD の評価ボードに実装されたカスタマイズ済みのハードウェア デザインの場合は、次の表の値を使用してください。
BSP | マシン |
---|---|
ZCU102 | zcu102 - rev1.0 |
ZCU104 | zcu104-revc |
ZCU106 | zcu106-reva |
ZCU111 | zcu111-reva |
ZCU1275 | zcu1275-revb |
ZCU1285 | zcu1285-reva |
ZCU216 | zcu216-reva |
ZCU208 | zcu208-reva |
ZCU670 | zcu670-revb |
ZCU208-SDFEC | zcu208-reva |
ZCU100 | zcu100-revc |
ZC702 | zc702 |
ZC706 | zc706 |
ZEDBOARD | zedboard |
AC701 | ac701-full |
KC705 | kc705-full |
KCU105 | kcu105 |
VCU118 | vcu118 - rev2.0 |
SP701 | sp701 - rev1.0 |
VCK190 | versal-vck190-reva-x-ebm-01-reva |
VPK120 | versal-vpk120-reva |
VMK180 | versal-vmk180-reva-x-ebm-01-reva |
VPK180 | versal-vpk180-reva |
Subsystem AUTO Hardware Settings が選択されていることを確認して、次のようなメニューに進みます。
図 2. [Subsystem AUTO Hardware Settings] メニュー
Subsystem AUTO Hardware Settings → では、システム全体のハードウェア設定をカスタマイズできます。プロセッサ、メモリ バンク、シリアル コンソール、フラッシュなどを選択できます。
この手順の完了には数分かかります。これは、ツールにより [Auto Config Settings --->] および [Subsystem AUTO Hardware Settings --->] の設定に基づいてハードウェア記述ファイルが解析され、デバイス ツリー、PetaLinux U-Boot コンフィギュレーション ファイル (MicroBlaze の場合のみ)、およびカーネル コンフィギュレーション ファイル (MicroBlaze の場合のみ) のアップデートに必要なハードウェア情報が収集されるためです。
注記: [Auto Config Settings] メニューの詳細は、[Auto Config Settings] を参照してください。