プロジェクト ディレクトリ <plnx-proj-root> で petalinux-build
を実行すると、選択したユーザー アプリケーション (myapp) を含むシステム イメージが再ビルドされます。このビルド プロセスの出力ディレクトリは <TMPDIR>/work/<arch>/myapp/1.0-r0/ です。arch
には次が該当します。
- aarch64(zynqmp and versal) - cortexa72-cortexa53-xilinx-linux
- arm(zynq) - cortexa9t2hf-neon-xilinx-linux-gnueabi/
- microblaze - microblazeel-v11.0-bs-cmp-re-mh-div-xilinx-linux/
petalinux-build
myapp を既存のシステム イメージに含めてビルドするには、次を実行します。
cd <plnx-proj-root>
petalinux-build -c rootfs
petalinux-build -x package
petalinux-build
のその他のオプションは、--help
を使用すると確認できます。ここでは、一部のオプションについて説明します。
- 選択したユーザー アプリケーションをクリーンアップ
petalinux-build -c myapp -x do_clean
- 選択したユーザー アプリケーションを再ビルド
petalinux-build -c myapp
これでアプリケーションがコンパイルされます。コンパイルされた実行ファイルは <TMPDIR>/work/<arch>/myapp/1.0-r0/ ディレクトリにあります。
arch
には次が該当します。- aarch64(zynqmp and versal) - cortexa72-cortexa53-xilinx-linux
- arm(zynq) - cortexa9t2hf-neon-xilinx-linux-gnueabi/
- microblaze - microblazeel-v11.0-bs-cmp-re-mh-div-xilinx-linux/
サードパーティ ユーティリティでのデバッグでビルド中間ファイルを使用する場合は、<plnx-proj-root>/project-spec/meta-user/conf/petalinuxbsp.conf に「
RM_WORK_EXCLUDE += "myapp"
」という行を追加します。詳細は、デバッグ を参照してください。この行がないと、ビルド後にすべてのビルド中間ファイルが BitBake により削除されます。 - myapp のすべてのタスクをリスト表示
petalinux-build -c myapp -x listtasks
- 選択したユーザー アプリケーションをインストール
petalinux-build -c myapp -x do_install
アプリケーションは、ターゲットとなるルート ファイル システム ホスト コピー (<TMPDIR>/work/<MACHINE_NAME>-xilinx-linux/petalinux-image-minimal/1.0-r0/rootfs/) にインストールされます。
TMPDIRは、
にあります。プロジェクトがローカル ストレージにある場合、TMPDIR は<plnx-proj-root>/build/tmp/
です。サードパーティ ユーティリティでのデバッグでビルド中間ファイルを使用する場合は、project-spec/meta-user/conf/petalinuxbsp.conf に次の行を追加します。
RM_WORK_EXCLUDE += "myapp"