プロジェクト ディレクトリ <plnx-proj-root>
で petalinux-build
を実行すると、選択したユーザー モジュール (mymodule) を含むシステム イメージが再ビルドされます。このビルド プロセスの出力ディレクトリは <TMPDIR>/work/<MANCHINE_NAME>-xilinx-linux/mymodule/1.0-r0/ です。
petalinux-build
mymodule を既存のシステム イメージに含めてビルドするには、次を実行します。
cd <plnx-proj-root>
petalinux-build -c rootfs
petalinux-build -x package
petalinux-build
のその他のオプションについては、--help
を使用すると確認できます。ここでは、一部のオプションについて説明します。
- 選択したユーザー モジュールをクリーンアップ:
petalinux-build -c mymodule -x do_cleansstate
- 選択したユーザー モジュールを再ビルド:
petalinux-build -c mymodule
これでモジュールがコンパイルされます。コンパイルされた実行ファイルは <TMPDIR>/work/<MANCHINE_NAME>-xilinx-linux/mymodule/1.0-r0/ ディレクトリに配置されます。
- このモジュールのすべてのタスクをリスト表示:
petalinux-build -c mymodule -x listtasks
- 選択したユーザー モジュールをインストール:
petalinux-build -c mymodule -x do_install
モジュールは、ターゲットとなるルート ファイル システム ホスト コピー (
<TMPDIR>/work/<MACHINE_NAME>-xilinx-linux/petalinux-image-minimal/1.0-r0/rootfs/
) にインストールされます。TMPDIRは、
にあります。プロジェクトがローカル ストレージにある場合、TMPDIR は<${PROOT}>/build/tmp/
です。サードパーティ ユーティリティでのデバッグでビルド中間ファイルを使用する場合は、project-spec/meta-user/conf/petalinuxbsp.conf に次の行を追加します。
RM_WORK_EXCLUDE += "mymodule"