RTL と Vivado Design Suite を使用する PL カーネル開発 - 2023.2 日本語

Versal アダプティブ SoC デザイン ガイド (UG1273)

Document ID
UG1273
Release Date
2023-10-25
Version
2023.2 日本語

PL カーネルは、RTL カーネルと Vivado Design Suite を使用しても開発できます。このアプローチは、Vivado IP インテグレーター ベースのデザインなどの RTL IP を既に使用している場合、または RTL コードを記述して新しい機能を作成することを選択するハードウェア エンジニア向けです。

RTL カーネルは、Vivado Design Suite IP としてパッケージ化された標準デザインですが、Vitis 環境のデザイン フローで使用するには、特定のインターフェイス規則および要件に準拠する必要があります。RTL カーネルの詳細は、 『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発』 (UG1393)このセクションを参照してください。

RTL カーネルの作成については、従来の RTL 設計ガイドラインに従ってください。AMDでは、専用テストベンチを作成し、ビヘイビアー シミュレーションで RTL コードを徹底的に検証してから、Vitis 環境のデザイン フローでそのコードを PL カーネルとしてパッケージ化して使用することを強く推奨しています。RTL デザインの検証が完了し、Vitis カーネルとしてのすべての要件を満たした後、Vivado IP パッケージャーを使用してデザインを Vitis カーネル オブジェクト (XO ファイル) にパッケージできます。

RTL カーネルの開発およびシミュレーション方法の詳細は、Versal アダプティブ SoC デザイン プロセス資料: ハードウェア、IP、プラットフォーム開発 の「プラットフォーム ベースのデザイン フロー」をクリックして、「RTL を使用した PL カーネルの作成」を参照してください。