制約の適用とデザインのインプリメンテーション - 2023.2 日本語

Versal アダプティブ SoC デザイン ガイド (UG1273)

Document ID
UG1273
Release Date
2023-10-25
Version
2023.2 日本語

ボード設計を修正した場合、デザインの消費電力、電源供給、タイミング、およびピン配置が指定された制約内にデザインが収まっていることを確認し、必ずデザインが要件を満たすようにします。少なくとも、AMDでは、総消費電力についてデザインに制約を設け、最大周囲温度と θ-JA を提供して最も正確な見積もりを得ることを推奨しています。AMD ソリューションでは、同じレギュレータに接続されている電源を組み合わせてレギュレータの最大電流を指定することで、デバイスの消費電力と電源供給ソリューションの両方を制約できます。report_power を使用すると、電源が過剰に使用されていないかどうかを確認できます。詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 消費電力解析および最適化』 (UG907) を参照してください。

デバイスの消費電力制約の例は次のとおりです。

set_operating_conditions -process maximum
set_operating_conditions -ambient_temp 40
set_operating_conditions -thetaja 1.5
set_operating_conditions -design_power_budget 10.2
ヒント: Vivado ツールは電源レール制約もサポートしています。詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 消費電力解析および最適化』 (UG907)このセクションを参照してください。