BootROM はブート デバイスから PLM を PPU RAM へロードした後、PPU をリセットから解放し、PPU が PLM の実行を開始します。
PLM ELF は PPU RAM にロードされます。PMC RAM を使用して PMC CDO データ ファイルを保持します。
BootROM ハンドオフ時点のシステム ステートは、次のとおりです。
- JTAG ブート モードの場合、リセットの解放後に PPU はスリープ状態になる。
- PPU RAM と PMC RAM はエラー訂正符号 (ECC) を使用して初期化される。
- JTAG IDCODE 命令は、ブート モードにかかわらず常に利用できます。必要に応じて eFUSE をプログラムすると、JTAG IDCODE 命令以外のすべての JTAG 命令を無効にできます。eFUSE をプログラムしておらず、セキュア ブートが実行された場合、基本 JTAG 命令のみがサポートされます。セキュア ブート モードで AUTH_JTAG イネーブル命令が送信された場合、基本命令と拡張命令を合わせたすべての JTAG 命令を有効にできます。基本 JTAG 命令の一覧は、 『Versal アダプティブ SoC テクニカル リファレンス マニュアル』 (AM011) の 図「JTAG インターフェイスの保護」 を参照してください。
- ブート デバイスはリセットから解放され、初期化された状態。