Versal デバイスでは、PL に統合された適応型エンジンは、rCDO や rNPI などの CDO ファイルを使用してコンフィギュレーションされます。PL CDO は主に CFrame データで構成され、これに PL および NoC 電源ドメイン初期化コマンドが追加された内容となっています。NPI には、NPI ブロックに関連するコンフィギュレーション データが含まれます。NPI ブロックには、NoC エレメント (NMU、NSU、NPS、NCRB)、DDR メモリ コントローラー (XPHY、XPIO、GTY、MMCM など) が含まれます。
NPI データは、各種 NPI ブロック用に Vivado ツールによって生成されます。Versal デバイスには、NoC、DDR メモリ コントローラー、XPHY、XPIO、GTY、MMCM などの NPI ブロックがあります。PL のコンフィギュレーションをロードする前に、PMC のコンフィギュレーションが完了していることを確認してください。
また、Vivado は、USR_ACCESS 情報をファンクション ID として RCDO に挿入します。Bootgen は、この情報を使用して、イメージ ヘッダーにこのファンクション ID を挿入します。PLM は、イメージ ヘッダーを参照して、このイメージのロード中に、この USR_ACCESS 情報をアドレス 0xF2014168 に格納します。任意の上位層のソフトウェアまたはハードウェア マネージャーは、このアドレスを読み出すことにより、USR_ACCESS 情報にアクセスできます。
次の表に、各ファイルの内容を示します。この表は、デバッグに役立ちます。
ファイル | 内容 |
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PL CDO <.rcdo> |
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NPI CDO <.rnpi> | NPI データ
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