PLM アプリケーションは、プロセッサの初期化、モジュールの初期化、およびスタートアップ タスクを実行します。
- プロセッサの初期化
- スタックおよび対応するハードウェアの保護機能を初期化し、必要な割り込みと例外を有効にします。
- スタートアップ タスク
- スタートアップ タスクには、モジュールの初期化、PMC CDO の実行、ブート PDI のロード、および事前に定義した場所でのユーザー フックの実行などがあります。
- モジュール
- XilPLMI を使用してコマンド、割り込みハンドラー、およびスケジューラ タスクを登録するための、PLM に含まれるモジュール初期化関数で構成されます。モジュールは次のことを実行できます。
- XilPLMI と登録されたモジュール ID を使用して各種コマンドを登録する。コマンドは PDI に含めることも、IPI メッセージとして送信することもできます。
- PLMI を使用してタスクをスケジューリングする。
- 任意の PLM 割り込みに対する割り込みハンドラーを登録する。
- PLM のフック
- PLM アプリケーションには、ユーザーが独自のコードを追加できるように、事前に定義された場所にフック関数があります。事前に定義されたユーザー フックは、次の場所にあります。
表 1. PLM のフック 関数 説明 XPlm_HookBeforePmcCdo PMC CDO ファイルを処理する前に実行されます。 XPlm_HookAfterPmcCdo PMC CDO ファイルを処理した後に実行されます。 XPlm_HookAfterBootPdi ブート PDI をロードした後に実行されます。 注記: PLM フックは、ブート プロセス中に処理する必要がある小さなタスクに使用されます。 - 例外処理
- PPU で例外が発生すると、例外ハンドラーが呼び出されます。このハンドラーは、例外のログを記録します。