PetaLinux には、AMD FPGA エンベデッド プロセッシング システム向けに組み込み Linux ソリューションをカスタマイズ、ビルド、および運用するためのツールが揃っています。SoC デバイスの設計生産性向上を目指して最適化されたこのソリューションは、AMD FPGA のハードウェア設計ツールと協調動作して Versal デバイス向けのオープンソース Linux システムの開発を支援します。
PetaLinux には次が含まれます。
- GNU、
petalinux-build
、make
などカーネル イメージおよびアプリケーション ソフトウェアをビルドするためのビルド ツール。 - GNU デバッガー (GDB)、
petalinux-boot
、およびプロファイリング用の Oprofile などのデバッグ ツール。次に、サポートされる PetaLinux ツールチェーンの一部を示します。- GNU
gcc/g++
ツールチェーン - AMDの Arm GNU ツール。
-
petalinux-build
- ソフトウェア イメージ ファイルの構築に使用。
- Make
- アプリケーションをコンパイルするための Make ビルド。
- GDB
- デバッグ用の GDB ツール。
-
petalinux-package
- ブート イメージの作成に使用。
-
petalinux-boot
- Linux のブートに使用。
- QEMU
- Versal デバイス用のエミュレーター プラットフォーム。
- Oprofile
- プロファイリングに使用。
- GNU
次の図に、PetaLinux ツールとビルド システムを示します。
図 1. PetaLinux ツールとビルド システム
詳細は、次を参照してください。