次の表と図に、RPU の 4 つのコンフィギュレーション オプションを示します。
コンフィギュレーション オプション | 説明 | 動作するコア |
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オプション 1: スプリット モード | 高性能モード。 2 つのリアルタイム コアが独立して動作し、それぞれが別の TCM を使用します。 |
RPU コア 0 と RPU コア 1 |
オプション 2: スプリット モードで、1 つのコアのみ使用 | 高性能モード。 このコンフィギュレーションでは、RPU コア 0 をリセット状態にし、RPU コア 1 が 256KB TCM をすべて使用して単独で動作します。 |
RPU コア 1 のみ |
オプション 3: ロックステップ モード | セーフティ モード。 注記: 通常このモードは、安全性重視の確定的アプリケーションに使用されます。
2 つのコアが内蔵のコンパレータ ロジックを使用して同時に動作します。RPU コア 0 がトランザクションを開始し、コア 1 がチェッカーとなります。 TCM は結合し、RPU コア 0 の方に大きな TCM が割り当てられます。 2 つのコアは同じコードを実行します。これらのコアの入力と出力が比較され、一致しない場合はコンパレータがエラーを検出します。 2 つのコアが使用されますが、処理量は 1 つ分です。 |
RPU コア 0 のみ |
オプション 4: なし | RPU は使用されません。 | なし |
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RPU コアは、システム ウォッチドッグ タイマー (SWDT) を使用してタイマー レジスタへの定期的な書き込みを実行することで、機能の監視とパフォーマンスのチェックを実行します。
図 1. RPU のコンフィギュレーション オプション
次の図は、ロックステップ モードの RPU のリソース共有を示しています。
図 2. RPU Cortex-R5F プロセッサ (ロックステップ モード)