AMD は、ユーザーが自社の Yocto ビルド システムを使用して Versal デバイス用に Linux を設定、ビルド、および運用できるように、オープンソースの meta-xilinx Yocto/OpenEmbedded レシピを GitHub で提供しています。
また、meta-xilinx レイヤーには、ZC702、ZCU102、Ultra96、Zedboard、VCK190、VMK180 などの AMD リファレンス ボードおよびベンダー ボード向けの BSP も多数含まれます。
meta-xilinx レイヤーは Yocto/OpenEmbedded と互換性があり、各種コンポーネントのレシピを追加しています。詳細は、Yocto プロジェクトを参照してください。
Arm Cortex-A72 プロセッサ上で動作する Linux ソフトウェアは、オープンソースの Linux ツールを使用して開発できます。このセクションでは、Linux Yocto ツールと Yocto Project 開発環境について説明します。
次の表に、Yocto ディストリビューションを示します。
ディストリビューション タイプ | 名前 | 説明 |
---|---|---|
Yocto ビルド システム | Bitbake | タスク間の複雑な依存制約の中でシェルと Python タスクを効率的に並列実行できる汎用タスク実行エンジン。 |
Yocto プロファイルおよびトレース パッケージ | Perf | Linux カーネルに付属するプロファイリングおよびトレーシング ツール。 |
Ftrace | ftrace 関数トレーサーを参照します。また、それ以外の関連する多数のトレーサー、およびこれらトレーサーが使用するインフラストラクチャも含みます。 | |
Oprofile | コマンド ライン アプリケーションとしてターゲット システム上で動作するシステム全体のプロファイラー。 | |
Sysprof | システム全体のプロファイラーで、1 つのウィンドウに 3 つのペインと複数のボタンが配置され、ワンストップでプロファイルの開始、停止、および表示が可能。 | |
Blktrace | 低レベル ディスク I/O のトレースおよびレポート用ツール。 |