PLM は、イメージ ストアとイメージの遅延ハンドオフの機能をサポートしています。シナリオによっては、PDI に含まれる特定のサブシステム イメージのロードを特定のブート時点まで遅らせたり、特定のサブシステム イメージへのハンドオフを遅らせたりすることが必要になる場合があります。このようにして特定のブート順を確立することにより、ブート時間を短縮できることがあります。
Image Store (イメージ ストア)
イメージ ストア機能により、PDI ファイルを DDR メモリに格納し、これらのファイルから PDI 内の指定したイメージをロードできます。この機能の目的は、外部ブート デバイスを使用せずに、パーシャル リコンフィギュレーションやサブシステムの再起動などを容易に実行できるようにすることです。
また、これをセカンダリ ブート デバイスとして使用して、DDR メモリに保存された PDI にアクセスすることもできます。詳細は、Image Store Wiki を参照してください。
イメージの遅延ハンドオフ
Bootgen に入力する BIF ファイル内の特定のイメージ ID に、delay_handoff
属性を指定できます。PLM は、delay_handoff
属性を読み出すと、ブート PDI のロードが完了するまでそのイメージのハンドオフを遅らせます。つまり、delay_handoff
属性を指定したイメージは、delay_handoff
属性が指定されていないイメージの実行が開始するまで開始しません。イメージの遅延ハンドオフは、フル PDI とパーシャル PDI の両方でサポートされます。