サブシステムを有効化 するとは、XPm_RequestNode を使用してそのサブシステムに事前に割り当てられたすべてのデバイスを要求することにより、サブシステムを動作状態にすることです。サブシステムの有効化は、サブシステム イメージの実行を開始する前に 1 回だけ必要です。サブシステムをリスタート/シャットダウンするたびに、新しいサブシステム イメージの実行前に有効化が実行されます。
アプリケーション バイナリ (ELF) をプログラマブル デバイス イメージ (PDI) を使用してサブシステム イメージとしてダウンロードすると、PLM は BIF に存在するサブシステム イメージ ID を使用して、対応するサブシステム イメージを自動的に有効化します。現時点では、カスタム サブシステムはサポートされないため、これがデフォルトのサブシステムです。ただしデバッグのユース ケースでは、PDI フローではなく XSDB を使用して、アプリケーション バイナリ (ELF) を直接マスターにダウンロードして実行することが必要になる場合があります。この場合、PLM は ELF に対応するサブシステム イメージの ID を認識できません。このため、サブシステムの動作に必要な事前割り当て済みデバイスが要求されず、予見できない問題が発生することがあります。このため、XSDB を使用してアプリケーション バイナリ (ELF) をダウンロードする前に、サブシステムの有効化を 1 回だけ実行しておく必要があります。
現在、XSDB は特定のマスターにアプリケーション バイナリ (ELF) をダウンロードする前に、デフォルトのサブシステムの有効化を PLM に自動で要求します。将来、複数の (カスタム) サブシステムが存在するようになった場合は、このようなデバッグのユース ケースで目的のサブシステムを明示的に有効化する必要があります。