SMP は、1 つのオペレーティング システム インスタンスで複数のプロセッサを使用できるようにします。複数のプロセッサ、キャッシュ、ペリフェラル割り込み、および負荷分散などの複雑な管理のほとんどは、オペレーティング システムによって実行されます。
Versal デバイスの APU にはキャッシュ コヒーレントな 2 つのホモジニアス Arm Cortex®-A72 プロセッサがあり、これらは OS (Linux や VxWorks® など) を使用した SMP モードの動作をサポートしています。
図 1. Linux を使用した SMP モードの例
APU SMP モードの APU を簡単に利用できるように、AMD およびパートナーは多くのオペレーティング システムを提供しています。次の図に、1 つの OS 上で複数のアプリケーションを実行した Linux SMP の例を示します。
この動作モードは、既存の AMD ソフトウェアを使用する開発者が利用可能な Linux アプリケーション コアとの親和性を無視してしまうため、ハード リアルタイム要件が求められる場合は最適でないことがあります。