注記:
AMDは、APU のスーパーバイザーなし AMP をサポートしていません。
AMP モードでは、どのプロセッサで何を実行するかを厳密に制御して複数のプロセッサを使用します。SMP とは異なり、AMP にはいくつかの利用方法があります。このセクションでは、複雑度の異なる AMP の 2 つの利用法について説明します。
AMP では、各プロセッサでどのコードを実行するかをソフトウェア開発者が決定してから、ブート イメージをコンパイルして生成する必要があります。これには、APU および RPU プロセッサ クラスターが含まれます。たとえば、RPU の Arm Cortex-R5F プロセッサで AMP モードを使用すると (SMP はサポートされない)、非常に厳しいハード リアルタイム要件を満たすことができます。
複数のアプリケーションを個別に開発し、プロセッサ間通信 (IPC) オプションを使用してアプリケーションどうしが通信できるようにこれらをプログラムできます。
この AMP モードは、PL の MicroBlaze プロセッサで動作するアプリケーションや APU のプロセッサで動作するアプリケーションにも適用できます。次の図に、RPU と PL でアプリケーションを実行し、アプリケーション間の通信を使用しない AMP の例を示します。
図 1. RPU と PL でベアメタル アプリケーションを実行した AMP の例