Vitis AI ランタイム パッケージと、Vitis AI ライブラリのサンプルおよびモデルは、ビルド済み Vitis AI ボード イメージにコンパイルされています。ターゲットが Vitis AI ビルド済みイメージを使用している場合、Vitis AI ランタイム パッケージおよびモデル パッケージをインストールする必要はありません。ただし、次の手順に従って、Vitis AI ランタイムをカスタム ターゲットまたは公式イメージ上にインストールできます。
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こちらから vitis-ai-runtime-3.5.0.tar.gz をダウンロードします。パッケージを展開し、
scp
コマンドを使用して次のファイルをターゲットにコピーします。$ tar -xzvf vitis-ai-runtime-3.5.0.tar.gz $ scp -r vitis-ai-runtime-3.5.0/2023.1/aarch64/centos root@IP_OF_BOARD:~/
ターゲット ボードがインターネットに接続されている場合、
wget
コマンドを使用してパッケージを直接ボードにダウンロードすることもできます。注記: RPM パッケージは、通常のアーカイブとして取得できます。ライブラリの一部のみ必要な場合は、ホスト側でコンテンツを抽出できます。個別のライブラリに分離できるのは、モデル ライブラリのみです。その他は一般的なライブラリです。操作コマンドは次のとおりです。$ rpm2cpio libvitis_ai_library-3.5.0-r<x>.aarch64.rpm | cpio -idmv
- SSH を使用してボードにログインします。
シリアル ポートを使用してログインすることも可能です。
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Zynq UltraScale+ MPSoC の場合、ボード上で
zynqmp_dpu_optimize.sh
スクリプトを実行します。# cd ~/dpu_sw_optimize/zynqmp/ # ./zynqmp_dpu_optimize.sh
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Vitis AI ライブラリをインストールします。
# cd ~/centos # bash setup.sh
次のコマンドを実行して、ライブラリを 1 つずつインストールすることもできます。
# cd ~/centos # rpm -ivh --force libunilog-3.5.0-r<x>.aarch64.rpm # rpm -ivh --force libxir-3.5.0-r<x>.aarch64.rpm # rpm -ivh --force libtarget-factory-3.5.0-r<x>.aarch64.rpm # rpm -ivh --force libvart-3.5.0-r<x>.aarch64.rpm # rpm -ivh --force libvitis_ai_library-3.5.0-r<x>.aarch64.rpm
注記: 同じディレクトリにあるすべての rpm をインストールするには、rpm -ivh --force *.rpm --nodeps
を実行します。
インストールが完了すると、次のディレクトリに各ファイルが格納されます。
- ライブラリ ファイルは /usr/lib に格納されます。
- ヘッダー ファイルは /usr/include/vitis/ai に格納されます。