プログラマブル FMCP MGT SI570 クロック (バッファーあり)

VCK190 評価ボード ユーザー ガイド (UG1366)

Document ID
UG1366
Release Date
2021-01-07
Revision
1.0 日本語

[図 1、参照番号 45]

VCK190 ボードには、I2C プログラマブルな SI570 低ジッター 3.3V LVDS 差動オシレーター (U205) があり、SI53340 (U206) 2-to-4 クロック バッファーの入力 CLK0 を駆動します。このクロック バッファーは、入力クロックのコピーを 4 つ生成します。SI53340 の CLK1 (2 番目の入力) は、8A34001 (U219) の出力 Q2 で駆動されます。SI53340 の入力クロックの選択は 2 ピン ヘッダー J306 で制御され、デフォルトではジャンパーはオフで、CLK0 SI570 入力が選択されています。電源投入時の SI570 (U205) のデフォルト出力周波数は 100.000MHz です。出力周波数は、ユーザー アプリケーションまたはシステム コントローラーから I2C バスインターフェイスを介して 10MHz ~ 945MHz の範囲で変更できます。VCK190 ボードの電源を切って入れ直すと、ユーザー クロック周波数はデフォルトの 100.000MHz に戻ります。

  • プログラマブル オシレーター: Silicon Labs SI570BAB000299DG (10MHz ~ 945MHz、デフォルト 100.000MHz)
  • I2C のアドレス 0x5F
  • LVDS 差動出力、総合安定性: 61.5ppm

SI53340 (U206) の 4 つの出力は、次のように接続されています。

  • 出力
    • Q0: SI570_8A34001_MUX_BUF0_P/N キャパシタを介して GTY201 FMCP1_DP[0:3]_C2M/M2C インターフェイスの GTY_REFCLK0 ピン AB11 (P) および AB10 (N) に接続
    • Q1: SI570_8A34001_MUX_BUF1_P/N キャパシタを介して GTY204 FMCP2_DP[0:3]_C2M/M2C インターフェイスの GTY_REFCLK0 ピン G13 (P) および G12 (N) に接続
    • Q2: SI570_8A34001_MUX_BUF2_P/N キャパシタを介して GTY205 FMCP2_DP[4:7]_C2M/M2C インターフェイスの GTY_REFCLK0 ピン E13 (P) および E12 (N) に接続
    • Q3: GTY206 FMCP2_DP[8:11]_C2M/M2C インターフェイスの GTY_REFCLK0 ピン C13 (P) および C12 (N) にカップリングする SI570_8A34001_MUX_BUF3_P/N キャパシタ

このセクションで説明した ACAP U1 に接続されるクロック接続の詳細は、VCK190 ボードの XDC ファイル (ザイリンクス デザイン制約) を参照してください。

Silicon Labs SI570、SI5332、および SI53340 の詳細は、Silicon Labs 社のウェブサイトを参照してください。

IDT 85411AMLF、8T49N241、および 8A34001 の詳細は、Integrated Device Technology 社のウェブサイトを参照してください。

Versal ACAP のクロッキングについては、 『Versal ACAP クロッキング リソース アーキテクチャ マニュアル』 (AM003) を参照してください。