冷却ファン コネクタ

VCK190 評価ボード ユーザー ガイド (UG1366)

Document ID
UG1366
Release Date
2021-01-07
Revision
1.0 日本語

[図 1、参照番号 34]

次の図に、VCK190 冷却ファン コネクタを示します。VCK190 ボードは Maxim MAX6643 (U64) ファン コントローラーを使用します。このコントローラーは、ACAP の DXP および DXN ピンを使用して計測したダイ温度に基づいてファンに送信するパルス幅変調 (PWM) 信号を制御し、ファン速度を自律的に制御します。ACAP U1 の温度が低いとファンの回転数も低く (静音動作)、ACAP の温度が上昇するにつれて回転数と騒音が大きくなります。

ACAP のダイ温度に対するファン速度 (PWM) のアルゴリズムと、過温度設定点およびファン障害アラームのメカニズムは、MAX6643 のストラップ抵抗で定義します。

過温度およびファン障害アラームは、ACAP U1 の任意の使用可能なプロセッサが、I2C バス上の I2C エキスパンダー (U233) をポーリングするか、または ZU4 システム コントローラー (U125) を使用してモニターできます。

VCK190 ボードにはファン コントローラー バイパス ヘッダー (J234) があり、これを使ってファンを常時オンにできます。図に示すように、ジャンパーのデフォルト設定は常時オン (J234 のピン 2 および 3 をジャンパー接続) です。

注記: J234 のピン 1 および 2 をジャンパー接続してファン コントローラー機能を有効にした場合、通常はボードの電源投入時に、ファン コントローラーが最高速度で数秒間ファンを回転させます。
図 1. 12V ファン ヘッダー