制御セットのマップを使用するには、イネーブル/リセット信号に接続されているネットに属性を適用できます。これにより、CE/R ピンが使用されます。
次の図では、イネーブル信号 (en
) は 1 つのフリップフロップのみに接続されているので、合成エンジンにより en 信号がロジックの FDRE/D ピン コーンに接続されています。CE ピンは 1 に接続されます。
図 1. データパス ロジックを使用したクロック イネーブルのインプリメンテーション
このデフォルトの動作を変更するには、DIRECT_ENABLE 属性を使用ます。たとえば次の図では、DIRECT_ENABLE 属性をポート/信号に追加することにより、イネーブル信号 (en
) をレジスタの CE ピンに接続する方法を示しています。
図 2. direct_enable を使用した専用クロック イネーブルのインプリメンテーション
次の図に、レジスタを global_rst
または int_rst
のどちらでもリセット可能な RTL コードを示します。デフォルトでは、両方ともロジックのリセット ピンのコーンにマップされます。
図 3. データパス ロジックを介してマップされた複数のリセット条件
DIRECT_RESET 属性を使用すると、どのリセット信号をレジスタのリセット ピンに接続するかを指定できます。たとえば次の図では、DIRECT_RESET 属性を使用して global_rst
信号のみをレジスタ FDRE/R ピンに接続し、int_rst
信号はロジックの FDRE/D コーンに接続しています。
図 4. DIRECT_RESET 属性を使用した専用リセット ピンへの接続