次の表に、 MMCM の補正モードに基づくフィードバック パスに対する Vivado ツールの動作を示します。COMPENSATION 属性の値は情報用としてのみ示されており、Vivado ツールにより回路トポロジに応じた適切な補正が自動的に選択されます。
| COMPENSATION | Vivado ツールの動作 |
|---|---|
| BUF_IN |
フィードバック パス グローバル クロック バッファーで駆動されるネット、および CLKOUT0 ピンに直接接続されているすべてのグローバル クロック バッファーで駆動されるネットに、同じクロック ルートが割り当てられます。Vivado ツールでは、挿入遅延とその他の MMCM/XPLL 出力を一致させる処理は自動的には実行されません。 ほかの MMCM/XPLL 出力ピンと遅延およびクロック ルートを一致させるには、CLOCK_DELAY_GROUP および USER_CLOCK_ROOT 制約を使用する必要があります。 |
| INTERNAL |
INTERNAL 補正にはフィードバック パスは不要です。グローバル クロック バッファーにフィードバック パスを使用すると、クロック リソースを不要に使用することになります。これによりクロック使用率が高くなり、デザインの QoR に悪影響を与えます。 Vivado ツールにより、不要なフィードバック パス グローバル クロック バッファーを削除するよう試みられます。Vivado ツールで不要なフィードバック パス グローバル クロック バッファーを削除できない場合は、フィードバック パス グローバル クロック バッファーを手動で削除する必要があります。 |
| EXTERNAL | MMCM は、フィードバック ボード トレースが外部コンポーネントへのトレースと一致する外部スキュー調整用に設定できます。外部遅延値は、次の XDC 制約を使用して設定します。 |
注記: MIG パラメーター名には C_MEM_ 接頭辞は付きません。DPLL では、位相検出スキュー調整回路を使用する場合、ZHOLD プロパティで HDIO バンク全体のすべての I/O レジスタに負のホールドを指定できます。DPLL の ZHOLD 機能は、XPIO バンクではサポートされていません。