AMD Vitis™ HLS は、C、C++、および OpenCL™ 関数を、デバイス ロジック ファブリックおよび RAM/DSP ブロックにハードワイヤできるようにする高位合成ツールです。Vitis HLS は、 アプリケーション アクセラレーション開発フローでハードウェア カーネルをインプリメントし、AMD Vivado™ Design Suite で C/C++ コードを使用してAMD デバイス デザイン用の RTL IP を開発するのに使用されます。
推奨:
Vitis HLS の詳細および既知の制限は、アンサー 75342 を参照してください。Vivado HLS ツールから Vitis HLS ツールに移行する場合は、
『Vitis 高位合成ユーザー ガイド』 (UG1399) を参照してください。
Vitis アプリケーション アクセラレーション フローでは、C/C++ コードをプログラマブル ロジックにインプリメントして最適化するのに必要なコード変更の多くが Vitis HLS により自動化され、短いレイテンシ、高スループットを達成できます。ユーザーの関数引数用に正しいインターフェイスを生成し、コード内でループおよび関数をパイプライン処理するのに必要なプラグマを推論することが、アプリケーション アクセラレーション フローでの Vitis HLS の基本です。Vitis HLS では、コードのカスタマイズもサポートされており、異なるインターフェイス規格をインプリメントしたり、デザイン目標を達成するために特定の最適化を適用したりできます。
Vitis HLS のデザイン フローは次のとおりです。
- C/C++ アルゴリズムをコンパイル、シミュレーション、およびデバッグします。
- レポートを表示して、デザインを分析および最適化する。
- C アルゴリズムを RTL デザインに合成。
- RTL 協調シミュレーションを使用して RTL インプリメンテーションを検証。
- RTL インプリメンテーションをコンパイル済みオブジェクト ファイル (.xo) にコンパイルまたは RTL IP にパッケージ。