次の段階では、Vivado 配置で物理的な XDC 制約を保持しながら、MMCM/XPLL/DPLL、グローバル クロック バッファー、およびクロック ルートの配置が決定されます。
- I/O およびクロック配置
配置ツールで接続規則とユーザー制約に基づいて I/O バッファーと MMCM/XPLL/DPLL が配置されます。配置ツールでは、クロック バッファーがクロック領域に割り当てられますが、LOC プロパティを使用して制約していない場合、個別のサイトには割り当てられません。クロック以外のロードを駆動するクロック バッファーのみが、フローの後の段階で、そのドライバーとロードの配置に基づいて別のクロック領域に移動可能です。
この段階の配置ツール エラーは、接続規則とユーザー制約のいずれかまたは両方が競合するために発生します。ログ ファイルにエラーの根本的な原因と考えられる要因に関する情報が表示されるので、詳細に確認してデザインまたは制約を適切に変更する必要があります。
- クロック ツリーの事前配線
配置ツールで後続のインプリメンテーション段階がガイドされ、配置後のタイミング解析用に正確な遅延が見積もられます。
配置後は、Vivado ツールでクロック ツリー インプリメンテーションを次のように変更できます。
- Vivado 物理最適化では、セルを複製して、クロック ネットのクロック拡張ウィンドウ内に関連クロックのないクロック領域に移動できます。
- Vivado 配線では、タイミング QoR (結果の品質) を改善してクロック配線を有効にするための調整を実行できます。