コンパイル時間に関する考慮事項 - 2023.2 日本語

Versal アダプティブ SoC ハードウェア、IP、およびプラットフォーム開発設計手法ガイド (UG1387)

Document ID
UG1387
Release Date
2023-11-15
Version
2023.2 日本語

自動インクリメンタル インプリメンテーション モードまたは高再利用モードで RuntimeOptimized 指示子を使用すると、デザインの再利用率が 95% 以上である場合はコンパイル時間が 1/2 になります。再利用率が下がれば、コンパイル時間の短縮量も下がります。変更がクリティカル パスに影響するものでなければ、コンパイル時間の削減は通常予測可能です。

自動インクリメンタル インプリメンテーション モードまたは高再利用モードで TimingClosure 指示子を使用すると、タイミング クロージャを達成するために追加のアルゴリズムが実行されます。このモードを使用すると、特にタイミング クロージャを達成するのが困難な場合、または密集エリアにタイミング エラーがある場合に、コンパイル時間が長くなることがあります。基準チェックポイントのタイミングが満たされている場合、コンパイル時間の短縮量は RuntimeOptimized 指示子を使用した場合に近くなります。